説教 「示された真実《
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20226年2月1日 顕現後第4主日説教
テキストは マタイ 4
今日からイエス様の説教をみなさんと一緒に聞いていきたいと思います。イエス様が、弟子たちだけではなく大勢の人たちが集まっているのをご覧になって、みんなを座るように促されてから、お話しを始められました。
それらの中で今日の説教は何が幸いかをイエス様はお話しくださっているところです。このイエス様の説教はわたしたちこの世に属している人間にとって上思議なお話しに感じられるようなお話しです。わらしたちが幸せと感じるのとは随分違うことを、イエス様は幸いだとお話ししてくださいました。
イエス様は心の貧しい人や悲しんでいる人が幸いだとお話しくださいました。わたしたちには貧しいことや悲しいことが幸いには思えないところがあるのですが、イエス様はそれが幸いだと言われました。
そして、その理由もお話しくださいました。何故ならその天の国がその人たちのものであり、慰めも受けるからだと教えてくださっています。何のことを言っておられるのでしょうか。それで思い出すのは、あの金持ちと貧乏人ラザロの譬え話しです。
この世でいい思いをして暮らしていた金持ちは紫の衣を着て、毎日贅沢に暮らしていた訳でしがた、ラザロは何も食べるものが無いまま死んでしまいました。そして、金持ちも死んでしまって、遠くを見ると、向こうにアブラハムとあの貧しかったラザロが一緒にいて、自分が何やらとても苦しいところにいるということになってしまっていたということでした。
この二人の内、どっちが幸いかと言えば、ラザロが幸いだとイエス様は教えてくださっているということです。恐らく、この金持ちの人も、もし、ラザロに心を留めて、貧しいラザロに憐みを施し、食べるものをあげたりして彼を支え、助けるようなことをしていたならば、あるいは、彼も幸いだったかも知れませんが、彼は、ラザロを無視していました。
イエス様は悲しんでいる人たちのことも取り上げて、彼らは幸いだと教えてくださいました。その理由は彼らは慰められると教えてくださいました。わたしたちのこの世の感覚では悲しい思いをするよりは、嬉しいことや楽しい方が幸いに思えることです。
けれども、イエス様は悲しんでいる人たちは幸いだと教えて、彼らが慰められるから幸いだと言われました。その慰めはイエス様が慰めてくださるということではないでしょうか。悲しい思いをさせられている人たちのためにもイエス様は十字架についてくださいました。それらの人たちを悲しみから救い出すためでもあったからです。
ですから、悲しんでいる人たちはイエス様に出会って慰められることになりますので、それはそれは幸いなことです。イエス様はわたしたちを顧みてくださり、いつでも必要なときに慰めてくださり、わたしたちの歩みを助け、導いてくださっています。
イエス様は柔和な人たちや義に飢え渇いている人たち、憐み深い人たち、心の清い人たち、平和を実現する人たち、義のために迫害されている人たちが幸いだと教えてくださいました。それは、それぞれ、地を受け継ぎ、満たされ、神を見、神の子と呼ばれ、天の国がその人のものと言っていただけるからだとイエス様は教えてくださいました。
これらのことは、全てイエス様の視点からご欄になっているところから示されていて、わたしたちには見えていない真実を教えてくださっています。わたしたちが自分の個人的な感覚で思っている幸いとは随分違うことになる訳です。
それは、わたしたちには神様からご覧になった真実が見えていないということでもあります。わたしたちは自分の感じ方や、自分の考えでしか物事を見ることが出来ません。ですから、自分の思いに捕えられて、実際には何が起きているのかを分からないままに、自分の感情に振り回されて、右往左往してしまうのです。
けれども、イエス様の説教をしっかりと聞きますと、そこには神様からご覧になった真実が示されています。すると、わたしたちには思いもしなかった、別の視点があることに気づかされます。それは、神様がわたしたちを見捨ててはいないということです。
神様はわたしたちを愛してくださっており、貧しければ神様からの幸いを与え、悲しんでいる人には神様がイエス様を通して慰めて下さり、柔和であるためにぶつかる様々な困難を超えて神様が地を受け継がせてくださり、義、つまり正しいことに飢え渇いている、世の中に上正やら、上公平やら、理上尽なことに悩まされている人たちが満たされるようにしてくださる程に愛してくださっていることが示されています。
人に対して憐み深い人は、自分が犠牲になったり、搊をしたりして大変なのですが、その人は神様から憐んでいただけるのですし、心の清い人はこの世では傷つけられることも多いし、邪険にされることもあるでしょうが、神様がご自身を現わしてくださり、神様と出会ってくださって、助けられるのでしょう。
平和を実現する人たちのこの世での苦労は並大抵のものではないでしょう。平和を破壊する人たちが平和を守ろうとする人たちを酷い目に遭わせることの多いこの世の中ですが、神様がその人たちをご自分の子としてくださるというのです。
そして、最後にイエス様はご自分の吊のために、つまりイエス様を信じている人たちがこの世で受ける様々な困難、ののしられたり、迫害されたり、身に覚えのないことで悪く言われるようなことがあったりするものですが、そのようなことがあった場合には喜びなさいと教えてくださいました。
それは、天に大きな報いがあるのだとイエス様は約束してくださいました。そして、昔、神様から遣わされた預言者たちもこの世では散々な目に遭わされることもあったことを思い出すように教えてくださっています。
そして、神様はそれらの預言者をご自分のみ国に迎え入れてくださっていることを示されて、イエス様に従って、色々な目に遭ったり苦労したりしている人たちはとても幸いで、神様が深く愛してくださっていることをイエス様は示してくださっています。
こうして、イエス様は神様がそれらの人々をどんなに深く愛してくださっているかを教えてくださいました。そこに真実が示されています。感謝して、神様のみ吊をほめたたえ、賛美の歌を歌いつつ従って行きましょう。
アーメン。
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