オリーブ幼稚園の特徴
小樽オリーブ幼稚園はキリスト教保育をしている幼稚園です。
キリスト教保育に基づいてする当園の保育には次に上げるような特徴があります
*神様の愛と人の愛を知る
毎週ホールに集まり、皆で礼拝しています。神様のお話しを聞き、神様が人をとても大切な存在として愛してくださっていること、その愛に包まれて生かされている喜びを知ります。
人と人も互いに大切な存在同士として愛し合う喜びを知ります。
自分がして欲しいことを人にすること、自分がされて嫌なことを他の人にしないことを知り、他の人に喜ばれることをすれば、相手の喜びや、自分の喜びとなることを知ります。
*自由保育、自由と自分勝手
オリーブ幼稚園は自由遊びを主体としています。
自由に遊ぶことは自分勝手に遊ぶのとは違います。
自分の好き勝手に遊びたい思いがあっても他の人と一緒に遊ぶにはそれでは通じないことを遊びの中で経験していきます。
保育者は互いの思いを仲立ちし、子どもたち自身の発想が他の人に受け入れられ、それがみんなの役に立ったときの喜びは自分勝手にして思い通りになった喜びや他の人から指示されて出した結果よりも大きな喜びであり、満足で、深く人間として成長できるものになるよう関わっていきます。
それらは人間関係の基礎を学び、身につけることになります。
*心と体の発達
自由にのびのびと遊ぶことを通して、本人の中から自発的な発想が養われ、人と協調して一緒に楽しく遊ぶことで心が発達します。
自由に楽しく遊び、体をいっぱい動かすことで、様々なことにチャレンジする心が養われると共に、体の多くの部分を動かすので、全身が成長すると共に運動能力が養われます。
基本的動作が出来ることで自分の身に及ぶ怪我からもある程度身を守ることが可能となります。
*温かい心を育む(=他者と共に生きる)
園生活では自分一人で生きているのではなく、人が互いに助け合いながら共に生きていることを体験していきます。そのために集団生活をすることが大切になります。互いに自分のことばかりでなく、他の人のことを思いやって共に生きることも集団遊びの中で身につきます。
一緒に遊ぶことで共に遊ぶ喜びを体感し、一緒に出来たことを共に楽しみ、喜び、ときには一緒に悔しがるなどで人と人との心の結びつきが育まれます。
自分が辛いとき、寂しいとき、悲しいときなどに人から慰められ、助けられることで自分も他の人を慰め、助ける関りの大切さを自ら身につけていくことになります。
*奉仕の心を養う
国内でも、国外でも援助を必要としている人たちがいます。それらの人たちのことを覚えて、自分に出来ることは何かを思う心を養い、出来ることをすることで人に仕える、奉仕する心をやしなうようにしています。
そのために海外医療協会で行っている活動の話しをしたり、献金するなどの活動をしています。
*個を大切にする
集団での活動では個々の思いが抑制されることがありますが、基本的には個を大切にしつつ、集団での行動を学ぶようにしています。そのためには命令で押し付けられた行動を取るような訓練をするのではなく、人のことを、事態を理解しつつ自発的に集団活動をすることが出来ることを目指します。
*保護者との連携
子育ての基本は親子であることは誰も認めるところですが、それを前提にして保護者のみなさんと共に子育てに関わっていくことを目指します。そのために、保護者のみなさんとは連絡を取り合う、懇談をする、参観をする、行事を通して経験を共にするなどのことをしています。
*給食とお弁当
食事を取ることは生きることの原点です。気分の悪い思いで食べるのと楽しく食べるのではそれだけで消化吸収が違ってくるといわれています。みんなで同じものをいただく給食とご家族の方に作っていただいたそれぞれのお弁当をいただくことの両方を大切にしていきたいと考えています。同じものをいただく喜びを共有すると同時に、それぞれのお弁当を楽しんでいただき、互いにゆっくりと話しをしながら楽しく食べることが健康につながっていると思っています。
*奉仕の心を養う
心身に障がいを持っている人とともに生きることを当たり前のことにしたいと考えています。今社会の中では障がいを持っている方をある一定の場所に限定して居住するようなことが見受けられますが、本来はそれらの人々も共に同じ生活空間で生きることが望ましいのです。
障がいがあることで差別をすることのないように、支援を必要としている人の事情を理解しつつ共に生きることを当たり前のこととしたいのです。
支援を必要としている人を特別扱いするのではなく、必要に応じて支援しつつ共に生きられる生活観を身につけたいのです。