木村牧師の思い色々
じゃんけんをするときに、ずるい人は後出ししてでも勝とうとします。後出しじゃんけんは明らかにルール違反ですが、場合によっては赦されることもあるものです。
たとえばその中に小さな子が含まれていると、その子は若干遅く出しても皆で受け入れてあげるという場面も少なからずあるものです。
ルールを守ることが重要ですが、人の集まりの中では、人を思いやることも含まれていると、とても温かい集まりでいられるということもあるものです。
しかし、あまりにそのようなルール違反ばかりが繰り返されるならば、何のためのルールかが分からなくなってしまう訳で、それでは集団自体が崩壊してしまいます。
ルールを守ることはとても大切な絆ですので、これを無視したり、違反したりすることは本来赦されないことでもあるものです。
状況によってはルールに違反することも多めに見るようなことをしたとしても、いつもそれでいいとすることは集団を維持することが出来なくなってしまうというリスクを伴うことも皆で共有して理解している必要があります。
ルールを大切にし、皆で守りながらも、時には温かく、多少の違反も多めに見るということがスムーズに、あまり不公平にならないようにすることが出来る集団は、そこにいる人たちを幸せにする道を開いているかも知れません。
神様は聖書を通して人間が共に生きるのに必要かつ不可欠のルール(戒め)を教えてくださっています。その本来の目的は、人間が神の愛を受け入れ、それに応えて神を愛し、そして、人間同士互いに愛し合うようになることです。
その心を最も深く教えてくださっているのが神の子イエス様です。ご自身が神の愛とみことばに生きた方です。
では、また来週。
みなさんに主の祝福がありますように。