木村牧師の思い色々


《牧師随想》1116

 々なドラマが作られていますが、それらの中にすれ違いを扱っているものが多いのではないでしょうか。人は何故か、すれ違うことが多いということでしょう。

 すれ違いの多くは時間のズレであったり、同じことばでも受け取り方が違っていたり、思い込みがあったり、間違いがあったり、そして、止むおう得ない事情が重なったりして、すれ違ってしまうのです。

 物理的なすれ違いも多いのですが、心理的といいますか、人との思いの違いですれ違うことも多いもので、折角互いにいい関係になりそうなのに、気持ちがすれ違ってしまうということが起きてしまいます。

 良かれと思ってしたことが、かえって互いの関係をギクシャクさせてしまうことになったり、決して悪気はないのに、相手を疑ってしまったりすることもあったりします。

 物理的な、場所や時間などによるすれ違いと互いに対する思いのすれ違いが複雑にからみあってしまうと、絶望的な状況を生み出してしまうことさえあるでしょう。

 わたしたちは、自分の思いですら、十分には把握出来ていないところがあるくらいですから、他の人の思いを把握するなど、至難の業でもあるとも言えるのではないでしょうか。

 そこで、大切なのはすれ違うことがあるものだという認識と、そういうことが起きた場合に互いに話しをして、互いに理解し合うということでしょう。

 相手に対して腹を立ててしまうのではなく、自分にも同じようなことがあることを認めて、理解し合うならば、たとえすれ違いが起きたとしても、それによって関係が悪化するようなことにはならないのではないでしょうか。

 互いのことを思いやるようにと聖書を通して教えられています。互いに赦し合って、平和に過ごしたいものです。

 では、また来週。

みなさんに主の祝福がありますように。


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