木村牧師の思い色々


《牧師随想》1123

 から約500年前辺りからヨーロッパでは社会の体制が封建社会から自由主義社会へと大きく移り変わり始めました。その時神様からのメッセージが更新されました。

 そして、宗教界では宗教改革が、経済界では産業革命が始まって、資本主義社会へと移行し始めました。その頃、同時にペストが大流行し、相当数の人たちが病に倒れた時代でもありました。まさに、激動の時代だったと言えるでしょう。

 それまで1000年以上も続いて来た社会の体制が大きく変化し、人々の暮らしもそれまででは考えられない程の大きな変化を遂げた時代でもありました。

 それまで常識だったことがまるで通用しなくなってしまいました。それまで当たり前であったこと、当然だと思われたいたことが覆されました。

 世界観が大きく変わってしまった中で、様々な発明もされました。例えば、印刷技術が発達し、本というものが一般に出回るようになりました。

 それまでは、写本作りが主流でしたが、印刷技術が発達したことで、手書きの写本はいらなくなって、それまで写本の名手であった人たちは没落してしまいました。

 そのように新しく始まった多くのことの裏では、それまで主流だったもので衰退してしまったものが多く出ました。

 そして、今の時代、何かとても大きな変化の時代なのではないでしょうか。印刷された本の代わりに、電子文字を画面で読むことが多くなっています。

 お金も、これまで紙幣やコインだったものが電子化されつつあり、スマホなどの端末が無ければ支払いや手続きが出来ないことすら出て来ました。500年前の変化のときのように、神様は今のこの大きな変化を起こして、わたしたちへのメッセージを更新しているのでしょう。

 では、また来週。

みなさんに主の祝福がありますように。


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